令和6年度11月16日（土）、徳島大学i.schoolではイノベーションワークショップの開発者である、堀井 秀之氏（東京大学名誉教授）をお招きして、午前中は徳島大学i.school生に向けた講演会、午後からは「テクノロジー起点の イノベーションのアイディア創出ワークショップ」を開催しました。

午前中の講演会では、イノベーティブなアイデアの実装についてや、熟達者AIなどの話題提供があり、徳島大学i.school生との質疑応答が大いに盛り上がりました。質疑応答の中で、アクションに繋げるために必要なことへの堀井先生からの助言や、学生によるプロジェクト立ち上げにつながりそうな熱い議論が起こったりと、堀井先生のお話が学生たちに深く響いたようです。

午後からは「今あるシーズ（テクノロジー）からアイデアを発想する手法」をテーマとしたワークショップです。
ワークショップには、徳島大学生17名（内 徳島大学i.school生16名）、神戸大学生1名、県内外の企業 6名、教職員7名(他大学含む)の32名が参加し、既に公表された有⼒新技術や新製品を分析し、それらが満⾜させようとしているニーズを捉え、各自の持ち寄った「企業の保有している技術」や「⼤学で研究しているシーズ」を応⽤して、新製品、新サービス、新研究開発などのアイディアを発想しました。ワークショップでは、技術や既存の製品から市場に存在するニーズを分析するという試みが面白く、学生と社会人がお互いに刺激を受けて大いに盛り上がりました。
学生のアンケートの中でも「人の受け売りではなく自分が研究したこと、調べて確かなことをもっと深められるようになりたいと思えるワークショップだった。」といった感想があり、イノベーションワークショップの醍醐味を感じました。

堀井先生から提供したいただいたアイデア創発の手法により、イベント全体が非常に意義深いものとなり、参加者にとっても多くの学びとインスピレーションを得る機会となしました。

午前中の徳大i.school生に向けた講演での質疑応答

午後のワークショップでのアイデア発表の様子

最後にJSIC一級検定合格者への授与式も行われました